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- 2022.12.27 Tuesday
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籾山 有
momiyama tamotsu
愛知県知多郡武豊町の一級建築士事務所「住まい工房 たくみ設計」です。
分離発注方式で高性能住宅、自然素材住宅、無垢材住宅を手の届く価格で提案しています。
事務所のホームページは
http://www.takumi-cm.com になります。こちらもぜひ御覧ください。
注文住宅の素晴らしいところは、何と言っても自分たちだけのオリジナリティあふれる家が建てられるということですね。
それは建売住宅やマンションにはない魅力で、実際に建てる前から「リビングはああしたい」
「このキッチンだと奥さんも喜ぶな」というふうにイメージを考える段階から、すでに家づくりの楽しさにあふれています。
中にはなかなか作りたい家をイメージするのはむづかしいという方もいらっしゃいますが、
そんなにむづかしく考えずに「どんな家に住みたいか、こんなのがあったらいいな」という感じで自分の思うとおりにまずは考えましょう。
そしてある程度考えがまとまったり、家族の意見が集約できたら設計事務所に相談してみましょう。
予算内で実現可能か、どのくらいの予算がかかるのかというのを導きだしてくれます。
イエヒトHPより
私の住む武豊町の古民家の修繕実習に参加してきました。3回の実習があります。
庄屋屋敷三井家は江戸時代、武豊町の前身の長尾村の庄屋を務め苗字、帯刀を許され登城も許された大庄屋として重要な仕事をしていたそうです。
今回は敷地内にある土蔵の壁の修繕の実習ですが、20名余の建築士が参加しました。
雨水で崩れかかった土壁修繕の仕方を学びました。
正面の黒い壁の建物が土蔵です。右側の木に隠れている建物が江戸時代の住宅です。
土蔵の壁の修繕前
内部側の土を落し竹木舞も外して取り替えます。
竹木舞を継ぎ足して補強しました。竹を組む時は根の方を上にすると地面からの水を吸いにくくなるそうです。昔の賢人の知恵ですね。
団子状にまるめた壁土を木舞に強く押し付けて下から積み上げていきます。内側も同様にして塗りつけます。コテ塗りよりも接着力に優れ厚い層ができます。
1回目の土壁下塗りが終わりました。土壁の厚さは最終的には30cmになります。
この上にもう1回塗りますので、接着力を高めるためすさを混ぜたり表面にハの字の荒らし目を入れます。
隣接の住宅の内部です。梁の掛け方が特殊な工法で建てられています。
次回の実習は土壁補修と外壁下見板の製作です。次回のブログへ続きます。
半田市新池町のHT様邸は2014年4月6日の上棟から今日でちょうど2か月が経ちました。
現在の状況をお伝えします。
外観はこのような状況です。外壁張り中です。
小屋裏は1400の高さ(小窓の上)で天井を張り収納にします。
8帖の広さがありますが法的には床面積に入りません。
壁・屋根はアイシネン厚90〜100mm(建築用硬質発砲ウレタンA種3)を吹いています。
階段のトップライトの光がきれいです。
注文住宅を建てる際に、何を最優先事項に置くかで用いる工法や費用などに違いが出てきます。
当然どの項目を優先させても、基準を満たす安全性はすべてクリアしたうえで、ナチュラルな建材に徹底的にこだわるのか、それとも無駄を極力省いてコストダウンを実現させるのか、とにかくキッチンにはお金をかけてデザインと利便性を妥協しないのか、それぞれの意見は千差万別ですね。
ですから、建築のプロである設計事務所に相談に乗ってもらい自分が求める家づくりにはどんな方法が適していてどのくらい費用がかかるのか、ということをアドバイスしてもらうとより理想に近いオンリーワン住宅が完成しますよ。
イエヒトHPより
食卓テーブルの秋田杉の1枚板はお客様からの支給品です。
大工さんが杉板で足を組み立ててテーブルにしました。
洗面台の下はオープンで棚板を付けました。お客様のこだわりです。
注文住宅を建てるときに、一番してはいけないことは人任せにすることです。
専門知識がないだけにとにかく業者まかせという方も少なくありませんが、せっかく自分や家族が大切な時間を過ごす家なので積極的に家づくりにかかわっていきましょう。
では積極的に家づくりに関わるにはどうすればよいかというと必要最低限の建築や住宅に対する知識があれば業者さんにも自分のしてほしいことが伝えやすいですね。
ただ専門知識を学ぶといっても一般の人にとってはなかなか馴染みがない分野ですし、どこから手を付けてよいかわからないことも多いはずです。
そういう場合は、建築士の人から様々なことを学びましょう。
必要な知識を教えてくれるだけでなく、自分自身が積極的に家づくりに関われるようにサポートしてくれます。 イエヒトHPより
子供部屋のロフトの床は杉の足場板です。
山小屋風にしたいとのこだわりで床・壁・天井は杉板で張りました。
寝室の壁はDIYでご夫婦で左官材を塗りました。小手跡の素朴な感じがいい雰囲気になっています。